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特別展「小笠原地名展2020~島を巡って由来を知ろう~」

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小笠原諸島の地名は、父島、母島、兄島、姉島など、家族名であることが特徴であり、それについて興味深く思われる方も多いのではないでしょうか。

小笠原ビジターセンターにて7月から開催している特別展「小笠原地名展2020~島を巡って由来を知ろう~」では、小笠原を大きく16の場所に分けて、約90カ所の地名について紹介しています。

今回はその一部を少しご紹介します♪

01_特別展「地名展」ポスター

「うそ」が「まこと」になって命名

「小笠原」「父島・母島」という島名は、小笠原貞頼発見伝説がもとになっています。

小笠原貞頼発見伝説は、1727年に小笠原貞任(自称貞頼の子孫)が「巽無人島記」を添え無人島(小笠原)への渡航願いを出したところからはじまります。

その「巽無人島記」には“1593年小笠原貞頼が南海で無人島を発見し、島に父島・母島と名を付け、家康より領地として「小笠原島」という名をもらった。”と書かれていました。

しかし実際のところ、1675年に幕府が嶋谷市左衛門に命じた無人島調査以前は小笠原貞頼渡航の記録も伝承も存在していませんでした。

のちに貞任は貞頼と関係がないことがわかり重罪とされ、この本も偽書とされました。

そして時が経ち、1827年ロシアの調査船来航、1830年欧米系・ハワイ系などの人々が父島に入植・定住しました。1853年にはペリーが来航し、捕鯨基地等として将来性を高く評価しました。

それを知った幕府は領有権を取り戻すための島名命名に際して「無人島」では根拠が弱いため、小笠原貞頼発見伝説を利用して、貞任が創作したと思われる小笠原・父島・母島などの島名が正式名称となりました。

02_父島列島

身近な場所の地名の由来は??

二見湾

03_二見湾

ふたつ尖った岩があり、伊勢の二見岩(二見浦の夫婦岩)に似ていることから命名されました。

この“ふたつ尖った岩”とは、製氷海岸近くの赤灯台と呼ばれる場所にある岩のことです。

コペペビーチ

04_コペペ

コペペという名前のおじいさんのカヌー小屋があった海岸。

Kopepeの語源は、魚を釣って自給自足の生活を送り周囲から“野蛮人”とみなされる人を意味するそうです。

宮之浜

05_宮之浜

1675年の嶋谷の無人島調査のとき、巡検隊はこの海岸に祠(小さなお宮)を建てて「此島大日本内也(このしまだいにっぽんのうちなり)」と記されたことから宮之浜と命名されました。

小笠原ビジターセンターで開催中の特別展「小笠原地名展2020~島を巡って由来を知ろう~」は、来年の春まで開催予定です。

小笠原ビジターセンター

開館日
おがさわら丸・観光船入港中
午前8時30分~午後5時00分まで
*夜間開館日あり
*開館日については下記サイトからご確認ください。

問い合わせ
04998-2-3001
https://www.tokyo-park.or.jp/nature/ogasawara/

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