少し早起きして朝の小笠原をお散歩。立ち寄ったビーチでストレッチをしながら島の風を感じれば、普段はなかなか起きられない早朝も贅沢な時間になります。
目が覚めたらいよいよ小笠原のアクティビティに出発。この日の昼間はランニングはしないでしっかりと小笠原を楽しみましょう。小笠原を楽しんだ後は、その充電したエネルギーを使い坂道トレーニングを兼ねたサンセットラン。夕日スポットまで走りきれば、極上の夕日が目の前に。
朝から夜まで小笠原を満喫できる充実の1日です。
父島の西側の海を望む「ウェザーステーション展望台」を目指すコース。水平線に沈む夕日が絶景のポイントで島民・観光客が自然と集まり、美しい夕暮れ時のひとときを過ごします。街を抜けた後はずっと上り坂になるため最低でも30分はみておきましょう。夕日の時間に間に合うよう余裕を持って出発してください。
帰りはゆっくり歩いてきてもよし、走って下り坂トレーニングするもよし、自分の体力次第です。日の入時間のチェックを忘れずに!
坂道を走ることは、心肺機能、脚の筋肉強化にも効果的です。ただ、効果が高い分、脚にかかる負担も大きいため、走る量も考えることと、以下の注意点を意識しながら走ることがポイント。くれぐれも無理は禁物。効率よく取り入れてみましょう。
上り坂の走り方
脚の筋力を使いすぎずに行う
上体: 前傾を意識し、体幹部も安定させ、前かがみにならないように注意。
腕ふり: 猫背にならずに、肘をしっかりと後ろにひいてリズムよく振るように意識する。
脚: ストライドを少し狭めにし、脚が後ろに流れないようにする。大腿裏の筋肉で身体を押し上げるような意識で行う。
上体: 前傾させ、坂の斜面に対して身体も垂直に。
腕ふり: リラックスして、余計な力を入れず、リズムよく振っていく。
脚: ストライドを狭めて、その分、ピッチを速くし、リズミカルに! スピードコントロール=股関節の柔軟性が重要に。
ひざに負担をかけないように、脚はなるべくまっすぐに地面につくようにする。
小笠原で人気のアクティビティはドルフィンスイム&ウォッチ、ダイビング、トレッキングなど。そして冬の時期はなんといってもホエールウォッチング! 回遊してくるザトウクジラの派手なアクションは必見です。あれもしたい、これもしたいと迷ってしまうと思いますが、後悔のないようにじっくり選んで小笠原を満喫しましょう!
小笠原の紺青の海をクルーズ船に乗り、野生のイルカを探します。イルカを見つけたらまず、船の上から観察。状態が良ければそのまま海に入り夢のドルフィンスイム。イルカを驚かさないようにゆっくり泳げばイルカの方から寄ってくることも。野生のイルカと目が合った時、自然と優しい気持ちになれますよ。
2月から4月はザトウクジラウォッチングのシーズン。
体長13m、重さ40tもの巨体が懸命にジャンプを繰り返す「ブリーチング」は圧巻の迫力!その他にも胸びれや尾びれで海面を叩くなど、様々なアクションで楽しませてくれます。
小笠原諸島は誕生以来一度も大陸とつながったことがない海洋島です。海流・風・鳥等によってに運ばれてきた動植物が定着し、独自の進化を遂げました。ガイドさんと一緒に森を歩きながら、世界で小笠原にしか生息していない固有の動植物を観察してみてください。
世界的にも注目される小笠原の海をじっくり観察するにはシュノーケリングやダイビングがお勧め。目を覆うほどの魚の群れ、色とりどりの熱帯魚など見所はたくさん。ダイビングをしたことがない方でもインストラクターが丁寧に教えてくれる体験ダイビングもありますよ。
「OGASAWARUN」は、世界自然遺産小笠原諸島の大自然の中でランニングとリフレッシュを同時に楽しむ、今までにないランニングトリップのことです。
最短でも5泊6日を必要とする小笠原旅行の日程は実はランナーにとってメリットだらけ。片道24時間の船でゆっくりと休息をとり、南の島の温暖な気候の中バラエティに富んだコースで走力を鍛え、世界遺産の大自然を全力で楽しみ心からリラックスする。こんな旅行が出来る場所は小笠原しかありません。
マラソン大会に出る1ヶ月前に、最後の調整として訪れてはいかがですか?もちろん、いつもとは少し(かなり)違うランを楽しんでみたい人も大歓迎です!
小笠原諸島は大小30あまりの島々からなる海洋島です。東京から南に約1000キロの洋上に隔絶されており、その生成過程で大陸と陸続きになったことがないため、小笠原で独自に進化を遂げた固有の草木や昆虫、動物が多く生息します。“ボニンブルー”と呼ばれる濃く深く透き通った青い海では、クジラやイルカ、大型回遊魚や色とりどりの熱帯魚たちに出会うことができます。
このような素晴らしい自然を持つ小笠原諸島は、生態系(ほかの海域にはない特徴的な生きもの同士のつながりが見られる地域)の価値を持つことが認められ、2011年6月、日本で4番目の自然遺産に登録されました。
小笠原に関する詳細情報は「小笠原村観光局」ウェブサイトへ