いよいよ小笠原旅行の始まりです。小笠原までは25時間半の船旅。とても長い時間ですがこの時間を上手に活用して、マラソンには欠かせないストレッチをマスターしてみましょう。
25時間半の船で小笠原行きを躊躇する人も多いと思います。でも実は25時間半なんてあっという間。船のデッキに出ればレインボーブリッジから始まり大井埠頭のキリン(ガントリークレーン)、羽田空港、海ほたる、左右に広がる千葉と神奈川の街並、東京湾を抜けた後も大島、三宅島、八丈島などの東京諸島の島々が夕方ぐらいまで次々と現れ、最後は大海原に沈むサンセットショーを見ることも。個人スペースはすべて寝転がれるスペースですし、レストランやスナックコーナー、各所に設置された共用の椅子やテーブルもあり、本を読んだり映画を見たり、海を眺めながら昼間からお酒を飲んだり…。むしろ25時間半じゃ足りないくらいですね。
「OGASAWARUN」は、世界自然遺産小笠原諸島の大自然の中でランニングとリフレッシュを同時に楽しむ、今までにないランニングトリップのことです。
最短でも5泊6日を必要とする小笠原旅行の日程は実はランナーにとってメリットだらけ。片道24時間の船でゆっくりと休息をとり、南の島の温暖な気候の中バラエティに富んだコースで走力を鍛え、世界遺産の大自然を全力で楽しみ心からリラックスする。こんな旅行が出来る場所は小笠原しかありません。
マラソン大会に出る1ヶ月前に、最後の調整として訪れてはいかがですか?もちろん、いつもとは少し(かなり)違うランを楽しんでみたい人も大歓迎です!
小笠原諸島は大小30あまりの島々からなる海洋島です。東京から南に約1000キロの洋上に隔絶されており、その生成過程で大陸と陸続きになったことがないため、小笠原で独自に進化を遂げた固有の草木や昆虫、動物が多く生息します。“ボニンブルー”と呼ばれる濃く深く透き通った青い海では、クジラやイルカ、大型回遊魚や色とりどりの熱帯魚たちに出会うことができます。
このような素晴らしい自然を持つ小笠原諸島は、生態系(ほかの海域にはない特徴的な生きもの同士のつながりが見られる地域)の価値を持つことが認められ、2011年6月、日本で4番目の自然遺産に登録されました。
小笠原に関する詳細情報は「小笠原村観光局」ウェブサイトへ