月が沈むお話

ユースホステルに泊まって、
夜ごはんを食べながら雑談タイム。

あ、今日月没の時間早いから見てくれば？
的な、感じだったと思う。


なんだ、それ？？


まぁ、とにかく、星は好きだし、
面白そうだし、行ってみよー！


22時30分頃にウェザーステーションに到着。
私が免許を持っていないばっかりに、
原付に乗ることができず、真っ暗闇を、
ユースにお泊りの皆さんと歩いて登った。
中心街から3.40分くらいかな。


お風呂入ったのにめちゃくちゃ疲れた。
しかし、これも良き思い出。


空を見上げると月の明るさのせいで、
そんなに星空に感動することもなかった。






じゃ、なんでここまで登ってきたんだろう。
当初の予定はなんだっけ。いや、疲れたな。




パタっとウッドデッキに横になる。
あれ、横になるとちょっと星綺麗だなー





…あ、咲ちゃんもうすぐ月が海に沈むよ！
へ？？




あれ、確かにさっき見たときより、
下に下がってる…え？嘘じゃん？






ぽちょんっ。
そんな音が聴こえた気がした。

そこから月が消えた空は一気に輝きを増して、
小笠原の夜空、第二幕が始まった。



あの経験は何にも代え難い。
息を飲む？感動？震える？

どんな言葉でも表せない。
経験した人しか分からない。

とてつもない衝撃だった。





というわけで、小笠原へ行かれる際は、
月没の時間帯も確認して行ってみて下さい☆