旅行期間:2015年7月
金次郎と建物 ~伏線のための知恵~
前回は、初寝浦展望台を堪能して、帰り道の途中の建物はなにかというところでした。
その建物を学校と推理した方はなかなか鋭いです。
金次郎の話をよく覚えていらっしゃいますね。
ところが、この建物は・・・
「旧日本軍の通信施設」です。
つまり、軍が通信のやり取りをして指令を伝えていた場所です。
そうなるとなぜ金次郎の像があるのでしょうか?
正解はカモフラージュです。
実はこの像は小学校から持ってきたものです。
この場所が軍の施設だと悟られると狙われてしまい、真っ先に攻撃対象となってしまいます。そのため、像を置くことで小学校と思わせたのです。
こうした戦跡も小笠原に数多く残っていますよ。