いよいよ最後の日。
体は完全休養で疲れをとりながら、大会に向けて頭を動かして自分の目指すゴールに向けてのプランニングをしましょう。
マラソンは走るだけが目標達成に繋がるわけではありません。このように食事からシューズ選び、前日の過ごし方、そしてペースメイクなどをしっかりと行ってこそ、自分のベストなランと出会えるのです。
事前に自分のレースペースの設定タイムを決めておきましょう。
ちなみに直前の最終ロングRun(約3週間~4週間前に20km Run)の内容がレースペースの基準となります。大会当日は、約2倍の距離を走ることになります。もし、このRunの際にペースが落ちてしまったり、余裕がないのであれば設定タイムを落とす必要があります。その為、この時期のロングRunのトレーニングはとても重要な時期となります。
もし、大会までももっと期間がある中でロングRunの場合には、タイム修正をした後にもう一度、時期をおいてロングランに挑戦しても良いかと思います。
前半絶対に飛ばし過ぎない。コースにもよりますが(明らかに前半が下り、後半にきつい坂・・など(このようなコースの場合は、余力がなくなるので気持ち前半に貯める)ことはOKです)少しでもタイムを貯金・・をするという考えはリスクが高すぎるので、できれば、前半(5~10kmまで)はゆっくり目に入り、身体が温まってきたときにレースペースに戻し、安定型で最後まで余力をキープ、35キロ以降に余裕がそれでもあればペースアップできるような走りが理想です。
間違ったシューズ選びは、足にストレスを与えるだけでなく、マメを作ってしまったり、故障につながることもあります。
シューズが足によくフィットしていることがとても重要に。
気に入ったデザインのシューズをはきたい気持ちも分かりますが、ランニングシューズを“見た目だけ”で選ぶのは危険。
かかとを合わせてひもを締め、つま先に指1本分の余裕(0.5cm~1cm)があることを確認します。つま先がシューズの内側に当たったまま走ると、爪のトラブルの元になります。サイズの大きなシューズを選ぶことに抵抗を感じる女性もいるようですが、普段はいている靴と同じサイズでは、きついと感じるはずです。
つま先だけでなく、足の側面も当たらないかもチェック。足幅が広い人は、ワイドタイプ(幅広)のシューズも選ぶこともお勧めします。
フィットしていること以外に、走力に合ったシューズであるかどうかも重要になります。専門のスタッフがいるショップなら、自分の実力や、練習でどれくらいのペースで走っているかなどを伝えれば、おすすめのシューズを探してくれるはずです。
シューズを履くときはかかとを合わせてひもを締める。
つまさきには指一本分余裕をもたせる。
レースの時などは蝶結びのあとに、輪の方をもう1度結んでおくと解けません。
マラソンは、体内に蓄えられたエネルギー源であるグリコーゲンを使って走ります。その為、エネルギー不足にならないように、レース2~3日前からごはん、パン、パスタなど糖質豊富な食品を少し多めにとるようにしましょう。ただし、香辛料など強いものを選んでしまうと、刺激が強くお腹を壊してしまう可能性もあるので、メニューを考える際には注意をしましょう。当日の朝も糖質をしっかりととる事が大事ですし、大会中もエネルギー補給用のゼリーなどをとる事もお勧めします。
すぐエネルギーに変わる食べ物(大会中): 栄養ゼリー、塩飴、ようかん、スポーツドリンク等
小笠原の名産品の中にはランナーを助ける効果があるものがたくさんあります。小笠原にしかない固有種の草木やパッションフルーツなど南国特有の花々の蜜をつかいミツバチが作り出す蜂蜜は、どんな蜂蜜にもまねできない独特の味。消化、吸収、成分からもエネルギー補給源としてとても優秀です。飴になったタイプも売っているので大会中に口に含むこともできますよ。また、冬の時期の一番人気はトマト。リコピンがランニングに効果的なのは有名な話しですが、何と言っても小笠原のトマトは驚くほど甘いんです!このトマトを食べたら、他のトマトが食べられないほど。どちらも大人気商品なので見かけたら迷わずゲットしましょう!
「OGASAWARUN」は、世界自然遺産小笠原諸島の大自然の中でランニングとリフレッシュを同時に楽しむ、今までにないランニングトリップのことです。
最短でも5泊6日を必要とする小笠原旅行の日程は実はランナーにとってメリットだらけ。片道24時間の船でゆっくりと休息をとり、南の島の温暖な気候の中バラエティに富んだコースで走力を鍛え、世界遺産の大自然を全力で楽しみ心からリラックスする。こんな旅行が出来る場所は小笠原しかありません。
マラソン大会に出る1ヶ月前に、最後の調整として訪れてはいかがですか?もちろん、いつもとは少し(かなり)違うランを楽しんでみたい人も大歓迎です!
小笠原諸島は大小30あまりの島々からなる海洋島です。東京から南に約1000キロの洋上に隔絶されており、その生成過程で大陸と陸続きになったことがないため、小笠原で独自に進化を遂げた固有の草木や昆虫、動物が多く生息します。“ボニンブルー”と呼ばれる濃く深く透き通った青い海では、クジラやイルカ、大型回遊魚や色とりどりの熱帯魚たちに出会うことができます。
このような素晴らしい自然を持つ小笠原諸島は、生態系(ほかの海域にはない特徴的な生きもの同士のつながりが見られる地域)の価値を持つことが認められ、2011年6月、日本で4番目の自然遺産に登録されました。
小笠原に関する詳細情報は「小笠原村観光局」ウェブサイトへ