内地で小笠原

待望の!?おがじろうグッズが誕生しました。

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おがじろうとは?

小笠原産木製タグ-Bonin Wooden Tag-

今回、おがじろうグッズを制作するにあたって着目したのは「木」。

小笠原諸島には様々な木があります。

波や風や翼の力を借りてたどり着いた在来種の木、環境にあわせて独自の進化を遂げた固有種の木、人間の手で持ち込まれた外来種の木。

台風で倒れてしまったり、伐採された彼らにもう一度命を吹き込んでみなさんにお届けしよう。

そんな想いでできたのが木目も素材もデザインもいろいろ、世界に一つだけのおがじろうコレクション~小笠原産木製タグ~。

使っている木の特徴

モクマオウ〈外来種〉

樹木の生態・特徴

明治時代に移入され、荒廃地復旧のための造林樹種として植栽された。その植栽樹が母樹となって、現在では広く野生化していて、特に乾性低木林の多い父島で元々の植生を覆うように繁茂してしまい、駆除の対象になっている。

材木の特徴

とにかく硬い木で頑固。かつては薪炭材として利用されていた。最近は、腐りにくかったりシロアリに食われづらい性質から、林道整備で使ったりもしている。

シマグワ〈外来種〉

樹木の生態・特徴

明治時代にオガサワラグワの葉を利用して養蚕を試みたが食いつきが悪く、代替えとして持ち込まれた植物。
遺伝的にオガサワラグワと近かったことから交配が進んでしまい、繁殖力の高さからオガサワラグワを追いやってしまった。
葉っぱもお茶の原料になるし、実も美味しいけど、小笠原では元々の森の先住者オガサワラグワを守るために減ってもらう必要のある樹。

材木の特徴

黄色い木肌が特徴の硬い木。伊豆七島などでは高級材として重宝されている。

テリハハマボウ〈固有種〉

樹木の生態・特徴

ハイビスカスの遠い親戚でもある小笠原の固有種。島名はイチビ。小笠原にはオオハマボウと言う広域分布種も生息しているが、このオオハマボウの種が海流に乗り小笠原へやってきて独自の進化をした植物。

材木の特徴

芯部は褐色で周りは明るい色なので部材によって個性あふれる材木。

アカギ〈外来種〉

樹木の生態・特徴

明治時代に薪炭材として持ち込まれた外来種。
樹高が高く成長も早いため、固有種や在来種の成長を妨げてしまい、小笠原では駆除の対象になっている。
ただ、原産地の沖縄では小笠原のような爆発的な実生が育つような場面は見られず、その立派な枝ぶりから天然記念物に指定されているアカギもあったりする。

材木の特徴

木質がマホガニーに似ているところから楽器作りなどで新たなニーズが生まれている。その名の通り材が赤味を帯びているのが特徴だが、ひとくちに赤といっても部材によりピンクががっていたり、紫色だったり、個性豊かな見た目。

タマナ(テリハボク)〈在来種〉

樹木の生態・特徴

テリハボクという樹の島名で、島ではタマナの方が名が通っている。語源はポリネシア語で、タマヌ、タマニ、カマニ等と呼ばれている地域もある。潮に強く小笠原では海岸林の主役的な存在。街路樹などにも見られる。種子から採れる油はタマヌオイルと呼ばれ、保湿・抗炎症・抗酸化特性などがあり、古くから外用薬や化粧品原料に使われる。

材木の特徴

独特な木目が美しく人気の樹木で、かつてはテーブルなど家具に多く利用されていた。現在は危険木伐採や台風の倒木などで手に入る程度で貴重になっている。

アイランダー2023で販売開始!

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ページ運営者

小笠原村観光局

小笠原村観光局は浜松町に事務所を置き、旅行会社・メディア対応、イベント実施などにより小笠原観光の活性化・マーケティング活動を行っています。

https://www.visitogasawara.com