観光

クルーズ客船で行く!小笠原の旅

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ぱしふぃっくびいなす

ぱしふぃっくびいなす

一生に一度をいっぺんに楽しむ!

小笠原諸島といえば一生に一度は訪れたい島と思う方も多いのではないでしょうか。

日本なのに「一生に一度」と言わしめる最大の理由が「片道24時間の船旅+3泊6日の日程が必要」
ということが大きく関係しています。

そして、客船といえば暇を持て余した神々の遊び・・・でも、その領域に一生に一度は踏み込みたい!

そんな思いを漠然と抱えている方も多いと思います。

実際に私がその一人でした。

今回は、そんな一生に一度訪れたい島に一生に一度は乗りたい客船「ぱしふぃっくびいなす」に乗って行ったお話をしたいと思います。

いざ、乗船

出発当日、仕事とは言えども胸を高鳴らせつつ「大桟橋客船ターミナル」へ。

東京、横浜で学生時代を過ごした方はお分かりいただけるかと思います。

そう、あの山下公園からほど近い横浜屈指のデートスポットです!

酸っぱいだけの思い出がまざまざと思い出される中、乗船カードを受け取り乗船です。

まず目に入ったのは、広く、天井の高いロビー、そして中央にはグランドピアノ・・・。

あぁ、憧れの客船での旅が始まるんだと改めて表情筋がゆるみます。

これから1週間お世話になるお部屋がこちらです。

ソファベットを利用すると3名定員となります。

客船の利点として、乗船して一度荷解きをしてしまえば、目的地到着後も重たい荷物を持って移動することもないので、目的地につく間際に急いで荷造りすることもないので非常に気が楽です。

また、お帰りの際に荷物が多くなった場合は宅配サービスを利用することも可能となっています。

あれ、そういえば部屋のドア横に何やら紙が挟まっていたような・・・

船内新聞です。こちらにはその日の船内イベントの内容や食事の時間等が記載されています。

毎日届くので朝はこの船内新聞に目を通して自分の好きなアクティビティを探して参加しましょう。

そしていよいよ、旅のスタートを華々しく彩る出航パーティー!

気分が高揚する音楽が流れ、ウェルカムシャンパンが用意されたデッキに集合です。

あぁ、いつも妬み嫉みの眼差し・・いや、羨ましくお見送りしていた船に自分が乗っている・・・。

もう、正直ここで終わっても悔いはない。それぐらいの興奮と満足感がありました。

船内を探検

ぱしふぃっくびいなす シアター

ぱしふぃっくびいなす シアター

1番大きな声をあげて驚いたのがシアタールームです。

広い!大きい!何より船の中に映画館があるなんて!

もうすべてがキラキラして見えます。

ぱしふぃっくびいなす

そのほかにも、劇場、ライブラリー、バー、プール&ジャグジー・・・

夢の国は千葉にあるものだと思っていたのに、ここみたいですよ、皆さん。

船上のお食事事情

朝食は、和食と洋食を選ぶことが出来ます。

船内で焼いているパンがとってもおすすめです!

ランチはお天気が良い日などは船上デッキにてデッキランチを行うことがあります。

青空と青い海、爽やかな風・・・ビールください!

ここはもうビアガーデンの最上級ではないでしょうか。

ぱしふぃっくびいなす船上デッキ 写真提供:ボニンブルーシマ

船上デッキ 写真提供:ボニンブルーシマ

夕食は日替わりで和食や洋食と飽きないようにと考えられています。

また、お夜食なるものが22時~24時まで自由に食べることが出来ます。

ここでは、うどんやサンドイッチ、フルーツ等の軽食が揃っています。

そして、そろそろ恋しくて寝言でうなされていた・・・
そう、ラーメンも出てきます!会いたかったよー!(嬉)

そして、ある日、緊張からなのか体調を崩してしまった日がありました。

医務室に電話して診察の予約を取ります。

薬を処方してもらい、部屋に戻って、薬を飲むにあたって何かお腹に入れなくては・・・

申し訳ないなという気持ちの中、フロントに電話して、軽食を持ってきてもらうことに。

数分後、お粥を届けて頂き、ありがたく完食して安らかに就寝。

体調が悪いとコース料理にも耐えられないし、レストランまで行くのも辛い・・・

そんな中、丁寧な対応にとても元気をもらいました。

客船でしか見られない絶景

ある日、船内新聞に「そうふ岩」と書かれていました。

とくに岩に感動する清い心は持ち合わせていないし、海上に100m突き出た岩だと口で教えられても正直「ふーん」でした。

でも、まぁ、見てやらないこともない。

そう思っていたはずなのに。

心拍数が上がるぐらい興奮しました。

百聞は一見に如かずを身を以て経験

孀婦岩(そうふがん)

島が見えたぞ~!・・・でも上陸できず?

30時間以上かけ、小笠原へと辿り着きました。

通常の船は寄港する港に接岸して船を係留します。

しかし、小笠原の港には大きすぎる客船を泊めることができる港がなく、少し離れた沖に「ブイ係留」という形をとります。

★ブイ係留とは
2つの大きなブイに船の前と後ろを繋ぐ、世界的にも大変珍しい係留方法です。
ブイに係留してからは、漁船と客船を繋ぎ、漁船やテンダーボートに乗り換え、ピストン方式でお客様を陸まで運びます、それを通船と言います。

小笠原客船旅行

港に入るとまず本船から係留ロープを引き出し、それを漁船で待ち構える漁師が受け取りブイまで引っ張り、手早くロープをブイに繋ぎます。言葉では簡単そうに聞こえてしまうかもしれません。

しかし、父島は非常に風の影響を受けやすく、全ての作業を正確に全員が連携して、すばやく行うことが求められます。一番神経をつかう場面です。

もちろん、いくらスペシャリストが揃おうと気象条件が良くないと係留することができません。

そのため、2日間の上陸予定だった1日目は小笠原を目の前にして、残念ながら係留することが出来ませんでした。

しかし、それでも楽しませてくれるのが小笠原!

上陸できない代わりに父島周辺を、ぐるりと回ることに。

船内にて小笠原の講演を担当した小笠原の現地ガイドさんが船内放送にて、島の説明をしてくださいました。

そして、きっとクジラが見られると思うので話を聞きながらも探してみて下さい。

と言っていたさなか・・・ザッブーーン!

見事な大ジャンプ!しかも2回も!

船内放送をしている現場もわいわい大盛り上がり。

なんて空気の読めるクジラなんだ・・・偉い!

※別の日程で港に入れなかった客船は西之島までクルーズし、なんと噴火まで見れてしまったとのこと!

 

ホエールウォッチング

そして、その日の夕方には天候も落ち着き、無事に係留。

そろり、そろりと島から島民が乗船してきました。

客船で行く場合は全行程ホテルシップとなるため、16時頃を目途に最終通船が終わり、船内での夕食、そして島民による東京都指定無形民俗文化財に指定された「南洋踊り」が披露されました。

なんとも独特な音楽と踊りに、初めて聞くのに懐かしい気持ちにもなる不思議な南洋踊り・・・。

島民の小さな子供たちも参加し、会場は大盛り上がりでした。

上陸!

そしていよいよ、待ちに待った父島への上陸です。

上陸後は、事前に申し込みを済ませたツアーに参加又は自由行動となります。

島内の名所を巡るツアー、海ツアー、固有種ツアーなどなど。

やはり人気なのがクジラを探しに行く海ツアー!

12月下旬~5月初旬までの小笠原海域にはたくさんのクジラが子育てのためにやってきます。

わくわくしながら小型の船に乗り込み、沖合まで出てクジラを探します。

「わー!!」

誰かの叫び声にびくっとしつつも声の方へ顔を向けると、大きな尾びれが!

その後も次々と現れるクジラにめまぐるしくときめき、港へ戻る船の中は至福の溜息に満ちていました。

島内ツアーではウェザーステーションという小笠原の海を一望できる展望台へ行ったり、そこからも運がいいとクジラが見られることがあります!

その他、小笠原の歴史に触れながら島内の名所を巡ります。

固有種ツアーでは、小笠原の固有種を探しに森へと探検に出かけます。

小笠原が世界遺産に認定された理由はその「生態系」にあります。

なんと約100種類いるカタツムリのうち「94%」が小笠原の固有種となります。

始めは数種類だったカタツムリは生き残るためにその生態を変化して現代まで生き残ってきたのです。

もちろん!カタツムリ以外にも固有種ツアーは見どころ満載ですので、お気軽にご参加ください♪

お天気にも恵まれ無事に父島での滞在を終え、小笠原名物「お見送り船」の登場です。

定期船おがさわら丸のときとは違い、なんと大漁旗を掲げた漁師さん達が、勇ましくお見送りをしてくれ、客船の船長もそれに応え何度も汽笛を鳴らし手を振る姿が、心にじーんと響きました。

小笠原見送り

帰りの航海も自分流に楽しみ尽くす

帰りの航海では、往路時に天候の都合上見ることができなかった「鳥島」へ立ち寄りました。

鳥島はアホウドリの繁殖地として有名な無人島です。

客船の醍醐味としてこうした貴重な島もゆっくりと船で回ってくれるのがいいですね。

鳥島 写真提供:ボニンブルーシマ

鳥島 写真提供:ボニンブルーシマ

そして、翌日の午前中にはまたあの巨大な岩に接近します。

だいたいの通過時刻が船内新聞で分かっていたので、急いで朝食を食べ、急いで大浴場へ!!・・・え?

いやいや、最高でした。

しかも貸切です。

デッキではもう見たし、ちょっと違う角度からブルジョアな気分を味わいたい!

男性の浴室は逆側にあるので、実質浴室から優雅に眺めていたのは私だけではないでしょうか。
(その上をいくお部屋のお風呂から・・・なんて雲の上の人を除く。)

それはそれは、うっかり「い~い~湯~だなっ♪」的な鼻歌を歌うレベルの高揚感です。

そして、航海は続き、徐々に町の景色が目に入るようになり、とてつもなく切なくなりながら、無料でコーヒーやソフトドリンクを提供しているオープンバーで、コーヒーを飲みながらしんみり下船までのときを過ごしていました。

そして、下船。

また来るね!

と涙をこらえて帰路に。

船上からの夕日 写真提供:ボニンブルーシマ

乗船するまでは、ただ単純に「一生に一度をいっぺんに!」

との思いで乗り込んだ「ぱしふぃっくびいなす」

降りてみればその記憶はどの旅よりも、濃厚で、心が弾み・・・若返った!

それもこれもすべて「心が動く島」という小笠原のスパイスを混ぜ合わせた旅路のおかげだと思いました。

客船で、「小笠原」へ行く価値・・・ありです!

おしまい。

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