自然

ウミガメがつないだ秋田と東京のおはなし《その2》

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※この記事は2017年5月21日に書かれたものです。

勤続13年。

まさか自分が

 

アオウミガメ記事2-1

こんなことになるなんて

 

思ってもみなかった・・・

というわけで
ぶろぐ担当は展示スタッフ1名とともに先日まで秋田を離れておりました。

行先はというと

アオウミガメ記事2-5

そう

2016年に新しくなった「おがさわら丸」に乗り
小笠原諸島の父島・母島に行ってまいりました!!!

なんのためかといいますと

こちら!

2017年6月から特別企画展「小笠原~ウミガメがつないだ、東京と秋田」の
準備の一環でございます。

2016年12月4日に男鹿市で保護されたアオウミガメ。
みなさん、覚えていますか?
こちら→ウミガメが繋いだ秋田と東京のおはなし《その1》
に経緯がありますので
ご一読ください。

小笠原諸島の父島にある、小笠原海洋センターで放流された
アオウミガメが秋田県水産振興センターで保護され、GAOに来て。

ずいぶん長旅をしてきたものだとニュースや新聞でも
大きく取り上げてもらいまして。

ヤ〇ーのトップにものりまして。
それが大きな引き金になったのです。

それを見ていた小笠原村観光局の方が
「何か一緒に連携してできませんか?」と連絡してくれました。

そーなったら即答です。
「是非!!」沸き立つスタッフ。

しかし現実は
とにもかくにもなんていうか・・・

自分にとっては小笠原なんて全く知らない土地でした。
もちろんね、名前は聞いたことあるのよ。
あれでしょ、世界自然遺産でしょ。

あれ?でもあれって小笠原島なのかしら?そもそも島って一つなのかしら?

住所にしてみたら

「東京都小笠原村」

なんですね(そこから?!って思われるかもですが
意識したこともなかった)。

ちなみに正確には「小笠原諸島」で、30余の島々から形成されており
その中でも大きな「父島」と「母島」には人が住んでいます。

そういえば、「硫黄島」もこの小笠原諸島に属しているし
最近の噴火で大きくなりつつあるという「西之島」も
ここに属しているわけです。

小笠原に行ったことのある人物がGAOにいるわけでもなく
このご時世、情報ならばいろいろな手段でゲットすることが
できますが、幸いなことに、
「とりあえずおまえらいって見てこい」
という指令をいただき、小笠原について全く知らない秋田県出身の2名が
お邪魔することになりました。(いろんな過程をずいぶんすっとばしてますけど)

ちょっと長く書きすぎましたが

アオウミガメ

君が来てくれなかったら、GAOはこの機会をもらうことはなかったわけで
(来たくてきたわけじゃないだろうけど・・・寒いし・・・)

不思議なものですね。

さてさて報告に戻りましょう。

小笠原に行きたいのであれば交通手段は唯一「船」です。
先の写真「竹芝客船ターミナル」より
貨客船「おがさわら丸」で父島まで運んでもらいます。

 

アオウミガメ記事2-8

 そうですよ。
「船」
しかありません!
「おがさわら丸」に乗り、父島まで24時間の旅です。

「24時間」
ですよ!!
こりゃあ長旅だ。飛行機なんてありませんからね。

船の中では

アオウミガメ記事2-9

男鹿を
紹介させていただく時間を作ってもらいまして、ちょっとだけ
お話させていただきましたよ。
なぜ秋田県の水族館の職員が、小笠原に行くのか。
そもそも男鹿ってどんなとこなのか。
GAOってどんな水族館なのか・・・といったところです。

お話が終わったら、
「運がよければイルカが見える」とのことで
意気込んで外に出たら

アオウミガメ記事2-10

どよよん。

ちなみに、この「おがさわら丸」はおよそ週1の運行で
東京を出たら翌日小笠原村父島について、4日ほど停泊して父島を発ち
翌日に東京につきます。(繁忙期とかは違うみたい)

自分たちの前の運行では、快晴続きで
確かに天気予報も晴れマーク続きだったのに・・・

持ってない自分。(←自覚あり)

初日はこのまま船の中で、翌朝を迎えます。
自分は気が張っていたせいか酔い止めを飲んでいなかったからか
酔ってダウンしてそのまま寝ていました・・・

というわけで、「出張報告」シリーズ、ちょいちょい出没します。

え?イルカ?

見れませんでしたよ。(やっぱり持ってない)

 

つづく

水族館

男鹿水族館GAO

秋田県立男鹿水族館は、秋田県男鹿市戸賀塩浜にある水族館。
通称・男鹿水族館GAO。

http://www.gao-aqua.jp/index.html