観光

【はじめての小笠原 24時間+2時間のひとり船旅の楽しみ方】

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「24時間も船の中!?」
「しかもひとりでネットもつながらない!?」

世界自然遺産に登録されたことで有名になった小笠原を知って一度は行ってみたい…
でも、船での移動がネックで行くのを躊躇っている方もいるはず!

鈴木瑛プロフ写真

そこで今回は、
”初めての小笠原”へひとりで訪れた
アイランドトラベラーえいちゃんが24時間の船旅をどう過ごしたのかご紹介します!

【1日目~乗船まで~】

レインボーブリッジ

おが丸ことおがさわら丸は東京の竹芝桟橋から出港します!

この桟橋からは他の東京の島へも船が出港しますが、この時間帯は小笠原へ向かう人で沢山。待合所はもちろん、近くのコンビニなどでの買い出しに行っても、同じ船に乗る人がいます!

「どこ泊まるの?」「ツアー予約した?」
などと勇気をだして声をかけてみると、船に乗る前から24時間の旅仲間が見つかるかもしれません!

【1日目~日中の楽しみ方~】

おが丸が出港するのは昼前、しばらくは東京湾の中を移動していきます。
荷物を置いたらまずは外のデッキへ。
お昼ご飯を食べながら東京の景色を楽しみましょう!

お台場をはじめ東京タワーやスカイツリー、羽田空港など普段見ている景色でも、海から眺める景色はまた一味違うはず!
東京を過ぎると房総半島や三浦半島、そして東京湾を行き来する大型船などを見ながらのんびり過ごすのがおススメ。

比較的波の揺れも少ないのでとても快適に過ごすことができます!
ちなみに東京湾を離れると次は、伊豆諸島あたりを航海するのでまた違う景色も堪能できます。

船内レクチャー

そして午後には船内で小笠原在住のスタッフによる小笠原の魅力紹介コーナーも行われます。
観光のことなどは事前に調べてくると思いますが、島のプチ情報などはここでゲットするのがベストです。

【1日目~夜の楽しみ方~】

船内からの朝日

太平洋に沈む夕日に黄昏れ、島も通過していくと徐々に電波が届かなくなってきますが、ここからがおが丸で過ごす中で一番の楽しみが待っています。

ラウンジ

それは「いろんな人たちの飲み会とおしゃべり!
夕方になるとラウンジに各々の飲食物を持ち寄って至る所で飲み会が始まります!

僕がご一緒した人たちは偶然にも同じ母島へ向かう人たち。
目的は違いましたが、このあと島や帰りの船でも時間を共にする人たちになるんです!
船の中ではおおよそ行き帰りの船が同じだったり、宿や参加するアクティビティが同じことも。

島に着いてからはじめましてではなく、船の中で仲良くなって、島で一緒に楽しみ、帰りの船で思い出を語り合う。

ひとり旅だとどうしても”ひとりになりがち”ですが、おが丸という小笠原へ行くための唯一の移動手段がよりこの旅の面白さを増やしてくれること間違いなし!

【2日目~朝の楽しみ方~】

おが丸からの景色

お酒を楽しみ、夜はぐっすり寝て、早く島に着くことが待ち遠しくなって・・
つい早起きしてしまうでしょう。
そんなときは大海原に現れる最高の朝日を思う存分堪能するのが最高のひと時です!

日もしっかりあがって来たころには小笠原諸島の北側に位置する聟島列島も見えてくるころ。
外のデッキでは小笠原在住のスタッフの方による、島の解説付きで絶海の孤島について教えてくれます!
なお、1~5月だと父島に近づく辺りから船の上でクジラも見れるチャンスなので、お見逃しなく!

【2日目~乗り換え~】

父島到着
お弁当

いよいよ父島に到着ですが、母島に向かうまでは1時間あります。
意外と時間はあるように感じますが、はは丸の乗船手続きやお昼ご飯を買っているとあっという間に時間が過ぎているので、父島で遊びたい気持ちを抑えつつ、母島へ向かいましょう!

【2日目~ははじま丸~】

ははじま丸

24時間の船旅の後は、約2時間かけて母島へ向かいます!

母島へ向かうははじま丸は通称「ホエールライナー」と呼ばれ、特に3月などの春のシーズンはクジラが見れることで有名
小笠原在住のスタッフの方がデッキでクジラの解説を始めようとした瞬間に近くでクジラの盛大なジャンプが…

自然豊かでたくさんの動植物がいることで有名な小笠原ですが、目的地に着く前に小笠原のダイナミックな迫力に圧倒!

島に着いてからホエールウォッチングでクジラを見ようと張り切っていたものの、これからどんな興奮と感動が待っているのか予想もできず、あっという間に母島へ入港するのでした。

母島

【まとめ】

24時間+2時間のひとり船旅。
いろいろ時間や不便さに悩む方もいると思いますが、本当にあっという間のひと時なんです!

ひとり旅でも船に乗ってしまえばひとり旅ではなくなり仲間ができ、電波がなくてもスマホやパソコンを気にせず景色や人との触れ合いを楽しめる。

外には壮大な景色と小笠原の大自然。

飛行機で数時間でどこへでも行ける時代ですが、24時間かけて行く小笠原の船旅もとても魅力的です。

ちなみに今回分かった船旅での3種の神器は
「酔い止め・お酒・トランプ」です!

ひとりでも十分移動時間も楽しめる、そんな小笠原の船旅でした!

鈴木瑛プロフィール画像

アイランドトラベラー

えいちゃん

北海道出身の体育会系大学生。島の空気と自然に惹かれこれまで30近くの島々を旅する。天気と動物の遭遇率はピカイチ。更に海の向こうも見てみたい思いから今年は世界一周へ出発予定。趣味はダイビングとスキーアウトドア派。ビールと野球が大好き。

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