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東京にある秘島~世界自然遺産 小笠原諸島へ新たな絶景を求めて~

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小笠原の魅力をご紹介する新たな小笠原アンバサダーライターをご紹介します。

土屋瞳プロフ

「女子一人旅放浪ライター」 ウツボちゃん

ウツボちゃんは、趣味のダイビングで世界各地の海に訪れたことのある放浪ダイバー!撮影された素晴らしい水中映像は、
Instagramにて配信されています。

今回は、世界中のダイビングスポットを訪れたウツボちゃんが感じる「小笠原ならではの海の魅力」についてお話していただきます。

世界自然遺産 小笠原諸島へ新たな絶景を求めて

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趣味のダイビングで世界各地へ足を運んでいましたが、コロナ禍になり海外にも行けず、日本の海を絶賛再発見キャンペーン中の私が半年もしない間に2回も訪れてしまった東京にある秘島…小笠原諸島 父島と母島。

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ダイバーなら一度は行きたい場所…しかしながら小笠原諸島への道のりは船でしか行けず24時間船の中で缶詰状態。

Wi-Fiもない、電波も通じない、デジタルデトックスにはもってこいの環境に身を置くことが私にはできるのか?という不安もありながら意を決して挑んだ小笠原諸島。

そんな私を待っていたのは独自の進化を遂げた「大自然」と有り余るエネルギーを感じさせる「日本一青い海」でした。

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日本にこんな絶景があるのか?!と驚いたことは、このコロナ禍でマニアックな海を潜ってきて何度も思ったことはありましたが、小笠原の海は一味も二味も違いました。

圧倒的な魚影の群れ

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目の前を覆い尽くすウメイロモドキの群れ

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そんなウメイロモドキの群れが創り出す水中アートに魅了されたり

一体何種類いるのか分からないほど魚達が川のように群れているこの光景に『ここは日本か?』とその多様性な魚達の行動に圧倒されました。

この海でしか見られない生物が多い

小笠原といえば?

「シロワニ」と真っ先に思い浮かべられるほど有名なシロワニさんには2月に父島で遭遇することが運良くできました!見た目とは裏腹にとても大人しい性格でどこかの学者が“大きな子犬”と呼んだとか…呼ばなかったとか…

そんなシロワニも海の中で会うと実際、迫力満点で感動しました。

また、ユウゼンは日本固有種で小笠原諸島以外に、三宅島・八丈島でも見る事ができるそうですが、小笠原でダイビングをするなら是非見たかった生物です。

他の魚にユウゼンが追いやられている姿を見た時にはまるで自己主張が苦手な日本人みたいで「さすが日本の固有種!!」と笑ってしまいました。笑

4月に訪れた母島ではニラミハナダイのコロニーにも行く事ができましたが、今回は時間が足りず雌しか写真に収める事ができず…次こそ雄を撮るぞ!と今から意気込んでいます。

そして小笠原諸島の英名(Bonin Island)からボニンハナダイと名付けられたた綺麗なお魚もコロニーを作ってたくさんいました!

こんなに可愛い生物から息を呑むほど迫力があるサメまで見られてしまう手付かずの大自然が残る、小笠原諸島の海に私はまんまと取り憑かれました!笑

水面休息中も、気を抜けない出会いがある。 小笠原諸島の海

出会いは突然に…
手付かずの大自然が残る小笠原諸島では野生のイルカを父島・母島共に何度も見かけることがありました。

ハシナガイルカは臆病なため一緒に泳ぐのは難しいですが、バンドウイルカは人懐こく運が良ければ一緒にスイムもできるかも?しれませんので、シュノーケルは要持参です!!

たくましく生きている野生のイルカが人間など目にも留めず戯れている姿はとても貴重な光景だと思いました。

ハワイなどではドルフィンスイムを禁止する法律ができたりする中で、小笠原諸島ではいつまでもドルフィンスイムが楽しめるような環境を維持できるように、私たち人間も魚たちが住む環境を壊さない配慮やマナーが必要だとつくづく思いました。

また、ザトウクジラが見られたり、と小笠原諸島の海では水面休息中も休む暇が無いほど素敵な出会いがあります。

知人のダイバーからは、小笠原でダイビング中にクジラやイルカに遭遇した!!なんて夢のような出会いをはたしているたという話を聞いたことがあります。

何が起こるか分からない奇跡の海
未開拓な場所が多い孤高の海

そんな小笠原諸島の海に一度足を踏み入れてしまったら、その魅力に何度も足を運んでみたくなってしまうのは必然だったのかもしれません。

感動のお見送り

父島から竹芝桟橋へ出港の日

母島から父島へ出港の日

「いってらっしゃい」と声をかけてくれます

島の人や島で出会ったゲストさん達にお見送りされるこの光景は毎回後ろ髪を引かれる思いでいっぱいで、帰りの船の中では次に行く予定を早々に立ててしまう…という小笠原の沼に私はハマっています。

最低でも5泊6日の一航海が条件の小笠原諸島。
なかなか行きづらいとは思いますが…

ここでしかみられない絶景
ここでしか体験できない奇跡の出会い
一生忘れることのできない経験

がきっと待っていますよ‼︎
さぁ!スケジュール帳を開いて小笠原へ行く予定を立てましょう‼︎

土屋瞳プロフ

女子一人旅放浪ライター

ウツボちゃん

まだ見た事の無い世界をもとめて日本各地の海を放浪中
その中で小笠原諸島の海が世界に引けをとらない事を体感し
その魅力を発信できればと思います。
Instagram:@hitomi_uwphoto

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