文化・歴史

サンタが船でやってくる!?暖かい小笠原のクリスマス

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12月でも平均気温が約20度と、温暖な気候の父島。
夜は気温が下がりますが、日中は日差しも強く、上着がいらないことも。
そんな南国ならではの年末年始の雰囲気をご紹介します。

ガジュマルのライトアップ

青い光の中でイルカのライトもジャンプ!

父島にクリスマスシーズン&年末年始の到来を知らせるのは、二見港のガジュマルのイルミネーションです。

11月下旬から12月中旬は、海鳥のオナガミズナギドリの若鳥が巣立つ時期。
光に集まる習性があり、不時着や事故の危険を回避するため、父島では巣立ちの完了を待ってイルミネーションを点灯します。

青いライトは父島の冬の風物詩

青灯台から望む、海面に映ったイルミネーションも幻想的です。
年を越しても点灯しているので、年始に島を訪れる人も南国のイルミネーションを楽しめます。
16時から22時まで点灯されており、クリスマスイブ&クリスマス&大晦日は24時まで延長されます。

2017年の点灯式の動画

島は次第にクリスマスムードに包まれていき、夜のお散歩が楽しい季節になります。
ガジュマルの周囲のベンチは、島の夜長を過ごすのにおすすめのスポットです。

ガジュマルのイルミネーションはここで観れます

おがさわら丸でサンタさん来島!

サンタが船でやってくる

クリスマス直前に入港する「おがさわら丸」で、サンタさんとトナカイさんが島にやってきます。
この便の貨物には、島の子供達へのプレゼントがいっぱい載っているはず。商店に入荷する、クリスマスケーキも積まれています。

船の到着後のお楽しみは、未就学の子供達へのプレゼントタイム

おがまるサンタ来島!

2017年のおがまるサンタの来島風景です。

なんと、最高気温24度の予想!南国のクリスマスです。

父島のクリスマスシーズンの風景、いかがでしたでしょうか。
内地のような華やかなイルミネーションはありませんが、温暖な気候もあり、あたたかい気分になれる島のクリスマスシーズン。
穏やかな時間が流れるこの時期の小笠原旅行もおすすめです。

のなかあき子

元島民ライター

のなかあき子

2015年〜2017年春まで父島居住。
2児の母。島生活で太鼓とパッションフルーツに目覚める。
父島のおすすめスポットは「製氷海岸」「コペペ海岸」「三日月山展望台への脇道」。
著書に『東京のDEEPスポットに行ってみた』(彩図社)など。

https://twitter.com/akikononaka