文化・歴史

意外と快適!たまに不便!な、島のくらし

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父島のビジターセンターでは夏の特別展「島のくらし」を2019年7月21日~10月13日(予定)で開催しています。
島のくらしにまつわる、流通、交通、産業、教育、イベントなどさまざまなテーマでパネルや写真、資料などを展示しています。

01 島のくらし展ポスター

島の交通・流通・食事情

“島民の足”として東京-小笠原間の交通手段は週1便の定期船「おがさわら丸」です。

約1,000kmの距離を24時間かけて運航します。

その他に貨物船「共勝丸」がガソリンなどの危険物を積んで不定期に入港し、島からは空き缶やペットボトルなどの廃棄物を本土に運んでいます。

02 おがさわら丸

そんな遠く離れた島でのくらしに不便はないの?
食料品や生活品の買い物、医療や教育はどうなっているの?
と、ふと疑問に思ったりしませんか。

食料品は週1便のおがさわら丸の入港日に、各スーパーに生鮮食品などが入荷されます。

そのため入港日はレジの行列も長くなり、時期によっては30-40分並ぶこともあります!!

生活用品などは、最近はネットで何でも購入できるので、ネットショップで購入する人が多いです。
また、島魚を使用した島寿司やピーマカ、亀料理などの郷土料理、島で栽培されているパッションフルーツやレモン、マンゴーなどのフルーツは、島民にも観光客にも人気です♪

03 特別展「島のくらし」
04 特別展「島のくらし」

島の医療

父島と母島にそれぞれ診療所があり、医師と歯科医師、看護師も常駐していますが、麻酔医がいないなどの理由で手術や出産はできません。
救患が出た場合は、東京都を通じ海上自衛隊の救難飛行隊ヘ要請し、硫黄島からの救難ヘリコプターに搭乗し、硫黄島から航空機(飛行艇など)で都内の病院へ運ばれます。

05 特別展「島のくらし」

島の教育

父島・母島ともに保育園があり、それ以外にもいくつかの幼児教育機関があります。

村には父島と母島に村立の小・中学校が各1校ずつあります。

高校は都立小笠原高等学校が父島にあり、母島から進学する生徒のための寮もあります。

島らしい課外授業としては、毎年、小学校では遠泳大会が、高校ではウインドサーフィンの授業が行われています。

06 特別展「島のくらし」

島あるあるを書こう!

「島あるある」のコーナーは、見るだけでも楽しい内容ですが、観光中に感じた島あるあるや、島民だからこそ感じる島あるあるを書いてご参加していただけます♪

中身を一部紹介すると・・・

・傘を持っていてもほぼ使わない。

・イルカと泳いだことない人が意外と多い。

・デートじゃないのに男女でいるとうわさになる。

・あだ名で呼ぶことが多く、本名を知らないことがある。

・寒くてもギョサン。上着はダウンジャケット

などなど、実にリアルな内容が書き込まれています(笑)。

島の楽しい・美しい日常

「Recreation(息抜き)」と書かれたこちらのコーナーでは、島でのイベントや活動、遊びなどをたくさんの写真で紹介しています。

島で暮らす楽しさ、美しい自然に囲まれた日常、を感じていただけると思います。

08 島のくらし展

ビジターセンターでは観光のお客様に島の暮らしについての質問をされることも多く、

素朴な疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

ぜひ、「島のくらし」展で、島のリアルな生活を知って、感じてみてくださいね!

 

小笠原ビジターセンター

夏の特別展「島のくらし」開催期間:7/21~10/13(予定)

開館日
おがさわら丸・観光船入港中
午前8時30分~午後5時00分まで
*GW・夏期などは、毎日開館いたします。
*夜間開館日あり
*開館日については適宜お知らせいたします。

問い合わせ
04998-2-3001
https://www.tokyo-park.or.jp/nature/ogasawara/

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