文化・歴史

えっ!? これが小笠原!? 世界自然遺産小笠原で見つけたカルチャーショック

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東京から1000km離れ、船で24時間かけないと行けない東洋のガラパゴス、世界自然遺産・小笠原。

大自然、固有種、綺麗な海に緑豊かな山…まさに秘境! というイメージの小笠原ですが、実は行ってみたらえっ!? とびっくりしたことがたくさんあったので、ご紹介しますね。

実は品川ナンバー

品川ナンバー

小笠原は東京都です。東京都小笠原村が正式な住所。東京だって知っていたけれど…まさかの車のナンバーが品川ナンバーだったとは! びっくりでした!!

確かに東京都だけど…こんな秘境の地の車のナンバーが品川ナンバーだなんてびっくりしますよね。ちなみに父島も母島も、両方品川ナンバーです。

小笠原はネット通販天国! 送料無料で届くショップも!?

小笠原は、週に1度(繁忙期のぞく)程度、おがさわら丸が来る日にしか町に物資が届きません。

船の入港前と入港後はこんなにも違います。

入港前

おがさわら丸が入港する前の日などは商店にモノがほとんどなくて、棚がガラガラになることも。

そんな小笠原ですが、実は島民はネット通販をかなり昔から活用しているんだとか。小笠原は東京都なので、離島料金がかからないショップもあり、通常の都内の料金で荷物が届くこともあるそう。ショップによっては一定額以上買うと無料になることも。

日用品や保存ができる食べ物(米やシリアル、お菓子、カップラーメンなど)は全て週に1度程度(おがさわら丸が来る日に)ネット通販でまかなっているからあんまり困らないのだそう。

また、母島では海が荒れて船が到着しないことも多いため、各家庭でかなりの量を備蓄しているそうです。普段あまり備蓄していない本土のわたしたちより、ずっと災害時に強いのかもしれませんよね。

農作物は母島で作っていることが多い

母島のパッションフルーツ

同じ小笠原でも、父島と母島ではかなり違いがあるのですが、その中でもわたしがびっくりしたのは、農作物は母島で作ることが多いということ。

父島では農家が少なく、農業は母島の方が盛んなので、フルーツ(マンゴー、パッションフルーツ、バナナなど)や野菜(トマトなど)は母島で作り、父島に送っていることが多いんだそうです。

同じ島でも産業が全然違うのだなあと、すごくびっくりしました。

母島では昼食難民になることも!? 準備が大切な母島での食事。

母島では飲食店を含めお店が非常に少なく、また臨時休業なども多いため、準備をしないで行くと昼食難民になってしまうことも。

シャッターは締まっていますが営業中です!

朝食と夕食は宿についている場合がほとんどですが、昼食はない場合が多いので、いざというときの昼食難民にならないようにカロリーメイトやカップラーメンを用意しておいた方がいいかも。

ちなみにわたしは、数回昼食難民になりました(笑)

カルチャーショックも小笠原の楽しみのひとつ!

いかがだったでしょうか。普通に本土に住んでいたら知らなかったびっくりが、小笠原にはたくさんあり、そのカルチャーショックも楽しみの一つ。

ぜひ、小笠原でのびっくりも楽しんでみてくださいね。

SYO

旅ライター

SYO

行った国は20ヶ国以上。世界遺産めぐりが趣味。愛機はSONY α7。猫好き。運動音痴で人の100分の1しか体力がないため、離島巡りをするために筋トレに励んでいる。

https://www.ritorengo.com/writer/syo/