お取り寄せした商品をおうちで調理して小笠原を味わってみました!
高い空を見ていると、思い出すのは小笠原の風景。
少しでもおうちで小笠原を感じたい!
そんな思いを叶えるために・・

画像提供:JA小笠原
今回は「島トマト」をお取り寄せしてつくったレシピをご紹介します!
小笠原の太陽のような、鮮やかなルビーレッドのミニトマト。
薄くて弾力がある皮の内側には、濃厚な甘さとみずみずしい水分がぎっしり。
甘さだけでなく、しっかり野生の香りの余韻も残る、小さな実に生命力がたっぷり詰まったトマトです。

提供:JA小笠原
12月~GW頃にかけて収穫できますが、いちばん美味しい時期は2月~4月頃。
農協の通販サイト「小笠原産直市場」か直接農協に問い合わせ(TEL:04998-3-2331)をしていただくと購入可能ですが、毎年すぐに完売になるほどの人気野菜です。
トマトのシーズンを迎えた小笠原から、3種類の島トマト(ミニトマト&中玉トマト&大玉トマト)をお取り寄せしました。
今年は例年よりも雨が多かったので、なかなか味が乗らなかったとか。2月後半になって我が家に届きました。箱の隙間から、ほのかにトマトの香りが漂ってきます!
では、長旅をしてきたトマト箱を開けてみましょう!

トマト専用パッケージ、デザインが素敵!
上の箱には、採れたてのようなミニトマトが詰まっていました。
ひとつひとつ大切に収穫されて、箱に詰められたのがわかります。
こんなにピカピカ!下の段には、大玉トマト&中玉トマトが入っていました。
みずみずしく輝くミニトマトと、存在感ある大玉とピンポン玉サイズの中玉


小笠原ではミニトマトの他にも、中玉トマトや大玉トマトも生産しています。
小笠原での栽培は、大玉トマトの歴史の方が長いのですが、年間生産量は大玉2t、中玉3t、ミニ12tほど(JA扱い)と、圧倒的にミニトマトの生産量が多いのです。
すべてのトマトに共通するのは、味が濃いということ。そのまま食べても美味しいけれど、何かお料理にも使ってみたい…ということで。
youtube『ミッチーの母島観光&料理教室』で母島情報を発信する、母島の「お食事処めぐろ」のミッチーさんに、ミニトマトを使ったパスタメニューを教えていただきました!
バターとレモンの風味、ミニトマトの濃厚な甘さ。
素材の良さをシンプルに味わうレシピはこちらになります。
母島「お食事処めぐろ」の『島トマトの塩レモンパスタ』のレシピ

材料はこちら(1人分)
- ミニトマト 70g
- パスタ 100g
- レモン 1/8カット2個
- 塩 小さじ1/2
- バター 20g
- 万能ネギ 5g
- パセリ 少々
調理スタート!


1・ミニトマトを1/4カット、万能ねぎを小口切りにします


2・フライパンでパスタを茹でます(表示時間よりも少し短く茹でて、アルデンテに)
3・フライパンに火をつけてバターを溶かし、ミニトマト半量を入れます


4・パスタと茹で汁適量を加え、レモン1/8カット1個分を絞ります
5・万能ネギと塩を加え、さっと和えます

パスタを盛り付けて完成!
そのままで十分美味しいミニトマト。正直、お料理に使うのはもったいないな…と思っていましたが「このレシピ、もっと早く知りたかった!」。
軽く火を通したミニトマトの濃厚な甘さ、トッピングした生のミニトマトのフレッシュな甘さ。そして異なるトマトの食感。たっぷりバター&レモンの爽やかな酸味が絡んだパスタとの相性も抜群です。
1人分につき、ミニトマト7〜8個でできるので、ぜひお試しください。
子供からの感想は?

みるみるパスタが減っていき「おかわりある?」
中2男子(小笠原産以外のミニトマトは苦手)
「調味料が塩だけとは信じられない。バターとレモンの香り、加熱&生トマトの食感の違いがいい。(作り方を見て)これなら自分でも作れそうだ!」
小笠原のトマト以外は、すぐに手に入る材料で作れます。
フライパンひとつで作れるのも嬉しいポイント。小笠原でキッチン付きの宿に泊まり、現地で作ってみるのもいいですね。
※2021年3月15日現在、お食事処めぐろでも提供中です。
(2021/4/19〜5/1期間は休業、5/2より営業再開後、収穫シーズン中は継続して提供予定)
母島に行く方は、ぜひ召し上がってきてくださいね!
「お食事処めぐろ」のミッチーさんによる調理動画はこちら!
母島フェスティバル名物の『島トマトカレー』レシピもご紹介!

もう1品、みずみずしい大玉トマトの水分を活かした無水カレーのレシピをご紹介します。毎年5月に開催されている母島フェスティバルで提供されている名物カレーです。
母島は農業・漁業ともに盛んな島です。この母島フェスティバルでは、島トマトカレーなどの特産品を使った料理の試食、パッションフルーツの販売、ウミガメの煮込み料理の試食、母島特産品のラム酒やリキュールの試飲等が行われます。
島民による小笠原太鼓や南洋踊りの披露もあります!


写真提供:小笠原母島観光協会
※新型コロナウィルスの影響により、今年の母島フェスティバルの開催については現在検討中とのこと(2021年3月4日現在)
母島フェスティバルの『島トマトカレー』レシピ

材料はこちら(3〜4人分)
大玉トマト 3~4個(小笠原産)
鶏肉 250g
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
しょうが 少々
カレールウ 1/2箱
塩コショウ 少々
オリーブ油 大さじ2
白ごはん 適量
調理スタート!
1・食材を切ります。トマトはざく切り、玉ねぎは0.5〜1cm幅にスライス、鶏肉は一口大に、にんにくはみじん切り、しょうがはすりおろしに
2・フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、塩コショウを振った鶏肉を焦げ目がつくように焼いておきます


3・鍋にオリーブオイル大さじ1とにんにくを入れて火にかけて、にんにくの香りが出てきたら玉ねぎを加えて焦がさないように炒めます
4・玉ねぎが薄く色づいてきたら、トマトとしょうがを加え、水分が出るまで15分ほど煮ます。トマトの水分が足りない場合は水を加えてください。左の写真から、右の写真のように変化します
5・3の鶏肉を4に加えて、さらに10分ほど煮込みます


6・カレールウを入れて、さらに煮込んで白ご飯とともに盛って完成です

みずみずしい大玉トマトの水分を活かした無水トマトカレー完成!
煮詰めたトマトからは、驚くほどの甘い水分が出てきました。
カレールーは、お好みで増減してお試しくださいね。
子供からの感想は?
中2男子(小笠原産以外のミニトマトは苦手+生の大玉トマトも苦手)
「普通のカレーにはない、トマトの濃い甘みが詰まっていた。生のトマトはちょっと苦手だけど、カレーにすれば美味しく食べられる(大盛り2杯完食)。島のお祭りに行って本場の味も食べてみたい!」
今回ご紹介した「島トマトカレー」や島食材を使ったアレンジレシピは、料理レシピのコミュニティウェブサイト「cookpad」にて【小笠原村の公式キッチンレシピ】として掲載されています。詳しくは下記リンクからご確認ください。
母島の方々から教えていただいた、2種類の島トマトレシピをご紹介しました。
小笠原のトマトが手に入ったら、ぜひみなさんもおうちで作ってみてくださいね。
1000キロの距離を越え、島気分になれるはずです。

元島民ライター
のなかあき子
2015年〜2017年春まで父島居住。
2児の母。島生活で太鼓とパッションフルーツに目覚める。
父島のおすすめスポットは「製氷海岸」「コペペ海岸」「三日月山展望台への脇道」。
著書に『東京のDEEPスポットに行ってみた』(彩図社)など。
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