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シュノーケルで戦跡体験!『境浦海岸』攻略法

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ビーチシュノーケルで沈没船探検ができる『境浦海岸』

父島でメジャーなシュノーケルスポット『境浦海岸』
第2次世界大戦の遺物・軍需物資輸送船の沈船を間近に見られることで、観光ポイントとしても有名です。
波打ち際から数十メートルの位置に座礁している『濱江丸(ひんこうまる)』
ビーチからのシュノーケルで戦跡体験ができるなんて、世界中を探してもそうそうありません。
シュノーケル経験豊富な方にとっても、一見の価値あるビーチです。

街からわずか10分の秘境

街中のメインストリートを小港方面へバスで10分足らず。
住宅街を通り過ぎて坂を上がり、トンネルを超えると右側に、境浦海岸の景色が広がります。

境浦

写真提供:小笠原村観光局

村営バスは1時間に1本しか走っていないので、出発時刻は事前にチェックしておきましょう。
宿泊が大村地区なら、始発の『村役場前』が便利です。

マイペースでビーチ巡りをしたい方には、レンタルバイクがおすすめです。
バイクのほかにシュノーケルセットやウエットスーツ、ライフジャケットのレンタルを行っているショップもあるので、道具を持っていない方は一緒に申し込むとラクですね!

免許のない方には、自転車レンタルもあります。
道中は急な坂道があるので、電動アシスト付きの自転車を借りるのがいいでしょう。

バス停から急勾配の坂を降りていくと、高木の木々に囲まれた東屋に到着です。

境浦海岸

東屋の隣には、シュロッ葉で葺かれた屋根がおそろいのトイレも併設されています。

境浦海岸

高木の木々に囲まれながら、目の前に広がる白い砂浜。

道路から離れているので車のエンジン音も届かず、波の音と鳥のさえずりに包まれて、プライベート感たっぷりです。

沈没船・濱江丸をシュノーケルで楽しむ

白砂に覆われたブルーラグーンに似合わない茶色のかたまりが、沖合数十メートルのところに点在して見えます。
それが濱江丸(ひんこうまる)。第2次世界大戦の後期に魚雷攻撃を受けて運航が不可能になり、いまの位置に座礁した軍需輸送船です。
かつては船の形がはっきりとしていましたが、昭和19年の座礁から70年以上が経過したいま、そう言われなければ船とは認識できないほどに朽ちてしまいました。

とは言え、シュノーケルセットを身に着けて近づいてみれば船の形が見えてきます。

長い年月をかけて船にはサンゴが付き、サカナたちが住みつき、立派な漁礁となっています。

波打ち際から見えた、大きな茶色のかたまりは船のエンジン部。
近づいて見上げてみると、迫力を感じますね。

濱江丸

軍需物資を運ぶための輸送船だった濱江丸はそれなりに大きく、船の周りを1周泳いでみるとけっこうな距離になります。
サンゴやサカナに囲まれているので悲壮感はありませんが、70数年前の戦争の爪痕を目の前にすることも、ここへやって来た価値だと感じてみてください。

『境浦海岸』で、島時間を楽しむ一日

現地3泊4日という限られた旅行日程の中ではツアー参加に忙しい方がほとんどですが、『小笠原でのんびり過ごす』ことを目的としている方には、こちらの境浦海岸でゆっくり過ごすのも贅沢な時間の過ごし方です。
シュノーケルでほどよく体力を使ったあとは、波の音に包まれながら木陰でゆっくりお昼寝をどうぞ。
驚くほどに心が浄化されますよ。
意外と広さのあるビーチを、のんびり散策するのもいいでしょう。
倒木が風化し、巨大な流木と化している様子には、自然の織りなすアートを感じます。

境浦海岸

そのオブジェの中には、誰かが付け足したブランコも。

境浦海岸

海を眺めながら、波の音に合わせてゆらゆらしているだけで癒されます。

いかがでしたか?

『沈没船』が見られることで有名な境浦海岸。
白砂の広がる美しいビーチに座礁している『濱江丸』周辺は、太平洋戦争の歴史を体感しながらフィッシュウォッチングを楽しめる、一見の価値あるビーチです。
十分な飲み物とお弁当を持って一日のんびり過ごすもよし、バイクを借りてさっとひと泳ぎしに行くもよし、滞在中のスケジュールに合わせて楽しんでみてくださいね!

境浦海岸

マーメイドカフェ

Mermaid Cafe オーナー

あらいたかみ

小笠原の海に魅せられて、1998年より小笠原に移住。
ダイビングインストラクターとしての仕事を引退した後、少女の頃の夢『手作りケーキとおいしいコーヒーの店』を移動販売車で始める。

https://www.facebook.com/chat.chatty.mermaid/