観光

父島を上から見るー絶景が望める展望台がたくさん!

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父島を高いところから見ることのススメ

父島にはたくさんの展望台があります。”展望台”と銘打っていなくても、ちょっと頑張って運動すれば父島全体を見渡せるような高い場所も多くあります。

この記事では、小笠原に2年間で4回訪れている私がおすすめする展望台と楽しみ方を、理由とともにご紹介します!

写真1

高いところから見る父島の魅力をお伝えします!

夜明け山道路で最初にある展望台「長崎展望台」

最初におすすめしたいのは「長崎展望台」です。

父島には海岸線をずっと進む湾岸通りと、山の中を走る夜明道路という二つのメイン道路がありますが、多くの展望台は夜明道路沿いに点在しているため、展望台巡りの際はまずはこちらの道路を中心に回るのをおすすめします。

長崎展望台は、集落から夜明道路に入って最初に出会う展望台です。この展望台の魅力は、サクッと行けるのに絶景が望めるところ。

父島にある展望台の多くは、たどり着くまでに山道や階段、崖に近い坂を登らなければならないため、少し躊躇してしまいます。

しかし、長崎展望台は駐車場から歩いて1分程度。気軽に行けてしまいます。

長崎展望台1

この先に長崎展望台があります。

その気軽さに反し、見える景色は絶景です。目の前には兄島と、父島と兄島の間を通る兄島瀬戸を一望できます。

ザトウクジラのシーズンには、この兄島瀬戸にクジラの姿を見ることもあるそうです。

右手を見ると、ボニンブルーの広い海がどこまでも続いています。

ボニンブルーのグラデーションに目を奪われます!

ここの好きなポイントは、右手下に広がる海の色。
降りることはできないのですが、展望台の右下には小さなビーチがあります。

そのビーチにかけて深い青からスカイブルーに変化する海の色のグラデーションが、実に見事です。

強い陽が差すと「海が輝くって、まさこのことだな」と実感するくらい、キラキラと眩しい光景を見ることができます。

バイクや車があると集落からも比較的すぐに着けてしまうので、私の場合、時間が空くとつい足が向くのがこの長崎展望台です。

長崎展望台2

長崎展望台に到着です

長崎展望台3

海のグラデーションが最高です!

ちなみに、釣浜という海岸から長崎展望台まで尾根沿いに「電信山線歩道」という遊歩道が整備されており、トレッキング感覚で釣浜から徒歩で行くこともできます。

気持ち良さNo.1!「中山峠展望台」

次にご紹介したいのは「中山峠展望台」です。ここも、小笠原を訪れたら必ず行くと決めている場所の一つです。

中山峠は、島の南部にある小港海岸をスタート地点として始まります。

頂上までは20分程度とそこまで遠距離ではないのですが、急勾配の遊歩道なので少し疲れる道のりです。

ですが、時折開ける視界には気持ちの良い光景が広がり、頂上への期待感を高めます。

中山峠4

小港海岸入り口のこのロータリーがスタート地点です

中山峠2

中山峠から見下ろした小港海岸です。奥にはコペペ海岸も見えます

中山峠頂上には開放感抜群!の世界が待っている

峠の頂上は本当に気持ちが良く、自然と深呼吸したくなるような場所です。

右手にはスタート地点の小港海岸が見下ろせ、遠くに目をやると停泊しているおがさわら丸も見つけることができます。島の形がよくわかる展望台です。

左手の眼下には、ブタ海岸という海岸を見ることができます。

距離的には近いのに峠を挟むと海の色が全然違うことに、いつもおもしろみを感じています

中山峠1

中山峠の頂上です。憩いの場になっています

中山峠3

峠からブタ海岸方面に少し進んだ先から峠の頂上を見上げた風景です

中山峠展望台まではあまり日陰もなく少し大変ですが、頂上では汗をかいた体を冷やす風がきっと心地良く感じられると思います。

中山峠は、ブタ海岸やジョンビーチに行く際には必ず通る通過点です。屋根とベンチがあるので、ここでお弁当を食べたりして一休みするのもおすすめです。

自然の雄大さを感じる「高山山頂/展望台」

次にご紹介するのは、高山山頂と展望台です。

高山へ行くには、まずは先ほどご紹介した中山峠に行く必要があります。そこからブタ海岸へ下り、海岸の端にある登山口がスタート地点です。

高山はジョンビーチに行くときの経由地です(経由しないで行く道もあります)。

片道2時間半かかるジョンビーチは小笠原の観光名所の話をするときによく話題に挙がりますが、高山はあまり触れられることがない気がします。でも、私はむしろこちらを推したいです。

高山山頂まではブタ海岸の登山口から約40分かかります。途中に数カ所あるベンチのところ以外は、木が生い茂る山道です。

基本的に日陰なので、トレッキング気分で気持ちの良い道中です。

高山山頂からはブタ海岸、中山峠、おがさわら丸が停泊する二見港、大村集落まで一望できる絶景が広がります。

左手には南島も見ることができます。ボニンブルーと山々の緑のコントラストがとても美しく、思わず見惚れてしまう光景です。

高山1

高山山頂から、街の方を向いた風景です

「これぞ小笠原」を一番感じられるスポット

山頂からさらに数分進むと、展望台に到着です。

展望台の正面には南島があり、全景を捉えることができます。

小笠原のシンボルとして南島はよく取り上げられますが、ポストカードやカレンダー、商品パッケージにされているような光景がすぐそこに広がり、小笠原に来たことを実感させられるようです。

高山2

高山の展望台から。南島が目の前に見えます

高山山頂と展望台は、少し大変な道のりを超えた先には想像を超える絶景が待っていることを、改めて感じさせてくれるような場所です。

半日では少し厳しいですが、時間がある晴れた日にはぜひ訪れていただきたいイチオシスポットです。

高山3

ぜひ実際に見てみてください!

夕暮れ時におすすめ「傘山」

次におすすめするのは、夜明道路の途中にある「傘山」です。

傘山に行くには入林許可を受けたガイドの同行が必要です。

傘山の頂上に行くには、これは道と言えるのかと思うほど急な崖を登っていく必要があります。登り始めたら5分もすれば到着するので決して遠くはないのですが、気の抜けない道のりです。

傘山1

美しい夕暮れ時です

息をのむスーパービュー!おすすめなのは夕暮れ時

海の向こうに太陽が沈むのを見てから、徐々に焼けゆく空を見ている時間は至福のひととき。時が過ぎるのを忘れてしまいます。

視界全部がオレンジ色に染まるなんて、都会で生活しているとなかなかあることではありません。静かな空間でただ空と海を見ているだけなのに、とても心洗われた気持ちになります。

きれいな夕焼けが望める日にはウェザーステーションに並ぶ人気スポットで、島民の方にも愛されている場所の一つです。

※展望台までの道のりは危険な個所が多いため、くれぐれも夕焼けの見惚れ過ぎにはご用心。暗くなった道のりはさらに危険です。

傘山2

傘山の様子。別世界みたいです

集落に近い展望台「三日月山展望台」

最後におすすめするのは「三日月山展望台」です。

小笠原の代表的スポットである「ウェザーステーション」の横に遊歩道の入り口があり、三日月山展望台へはこの遊歩道を歩いて10分足らず。あっという間に到着です。

三日月山1

遊歩道入り口からわずか10分足らずでこの絶景!

まるでジオラマのような景色をみるならここ!

三日月山展望台の一番の推しポイントは、「手軽に集落一望!」。眼下には父島の中心地である大村集落、前浜ビーチ、二見港、赤灯台までも見下ろせます。

後ろには兄島も見えます。おがさわら丸が入港する日は、二見湾に入り、二見港に着岸するまでの様子を観察することができます。

集落から近い展望台なので街の様子がよくわかり、地図と照らし合わせて見るのもおすすめです。

自分が滞在している島の規模感や場所の距離感が実感でき、高いところから見下ろすおもしろさがわかると思います。

世界遺産の島の魅力を堪能できる島巡り!

父島でおすすめの展望台をご紹介してきました。

場所や見る方向にもよりますが、父島の展望台は大村集落の端から南島までぐるっと見渡せるところが多いので、「この道を通ってきたんだなぁ」「あの場所にはまだ行ってないな」などと景色を見ながら考えることができ、とても楽しいですよ。

ボニンブルーの海と深い山の大自然が織りなすコントラストを一番堪能できるのは、高いところから見ることだと私は思います。

また、視界が広いから海を見ればザトウクジラ、空を仰げばカツオドリといった小笠原ならではの生物を一度に見ることができる可能性もあります。

小笠原の魅力をまるっと楽しめるのが、展望台巡りです。

世界遺産の島の魅力を存分に味わえる展望台巡り、ぜひ小笠原を訪れた際には試してみてください!

アイコン画像(ありこ)

島旅ライター

ありこ

離島にハマり、時間を見つけては南の島に足を運ぶ都内在住の会社員。沖縄諸島を中心に50以上の離島を訪れ、最近では無人島へもよく行っている。マリン系雑誌の編集ライターの経験があり、離島に行くと細かいところまでチェックするのがクセ。
写真を撮りまくる傾向がある上に地図に弱いため、島内巡りには時間を要する。他の人があまり行かないマニアックな離島やエリアに行くのが好き。離島では島民や旅人と話している時間が何よりも楽しい。
Instagramはユーザーネーム ariko_marine で検索。離島に特化したブログも運営中。こちらのURLからどうぞ。

https://arikoblog.com/